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視聴者の質問内容
「じっちゃま、ドットコムバブル崩壊の時、
あらかじめ、決算をしくじった銘柄は
売っていたので特にダメージはなかった
とのお話でしたけれども
現在は、決算をしくじる銘柄が増えており
同じ雰囲気を感じています。当時は、
実際のクラッシュの時は、オールキャッシュ
に近い状況でしたか?」
じっちゃま(広瀬隆雄さん)の回答
当時、何が起きたかと言うとね
まず2000年問題というのがあったんですよ
つまり年号が2000年になると
0、0、0が続くんで
メインフレームコンピュータ
古いコンピューターは
0、0、0の認識できなくって
コンピューターが
ストップするんじゃないかっていう
そういう都市伝説みたいなのが
まことしやかに伝わって
それでアメリカの企業の人たちが
みんなITを更新しなきゃいけない
2000年になるまでに
駆け込み需要で
ITの投資をしようというブームが
あったんですよね
それで2000年が来て
いざ年号が変わった時に
言われてたように
飛行機が墜落するとかさ
コンピューターがストップして
銀行からお金が引き出せなくなるとかさ
そういう問題が
起こったかというと
全然起きなかったんですよね
まあ当たり前なんだけど
それで良かったねっていう風に
みんなで言ってた時に
フッと
「あれ?設備投資、
新規注文が来なくなっちゃった」
という感想をもらす企業が
1件、2件出たんですよ
それで、よく考えてみたら
ひょっとして2000年問題の
駆け込み需要で
みんな機器を新しくした後だから
今しばらくは設備投資はダメでね?
っていうそういう話になって
それでギャーという形になって
ハイテク株が売られたんですよね
その時はEPS、売上高、ガイダンスのうちの
EPSはOK、売上高はOK
でもガイダンスだけは
×だったんですよ
それが、ガイダンスは×
ガイダンスは×、ガイダンスは×
ガイダンスは×という風にさ
続出して、それで
それらの悪い決算を出した銘柄は
もう買えなくなっちゃった
だからこれも売り、あれも売り
どれも売り、売り、売り、売り
売りっていう感じで
全部テクノロジーの株を
降りたわけですよね
やることがなくなって
広瀬さんどうすんですか
っていう風に言われて
困ったな
グラマン、買おうか!っていう風に
全然関係ないさ
戦闘機のメーカーとかさ
そういうところに逃げたわけですよ
当時はね
だから
そんなことやってたわけ
傷ついたかって言うと
全然傷つきませんでしたよ
なぜかと言うと
そういうスローモーションでさ
再生される脱線事故みたいなのがさ
脱線事故が起こるぞー
っていうようなさ
そういう光景が
日々展開されてたんで
これはもう危ないと思ったんで
降りてっていう風に
客にも指示してたし
だから
一切無傷でしたよ
それで部長にさ
部長・・シリコンバレー
ダメだわ
だから僕、香港株売りたい
っていう風に
香港株やらせて?
っていう風にお願いしたんですよね
そしたら部長がダメだよ
君は稼ぎ頭なんだから
シリコンバレーで頑張ってもらわなきゃ
ダメだよって言われて
それで、俺、スネ夫になる
っていう風に
拗ねてたわけですよね
そんなことが2000年の頃には
起こってたわけ
で、profit warningとかさ
そういう利益警告のスケールは
すごく大きかったの
今はまだ変貌しか
見えてないんだけども
過去10日間ぐらいの動きは
すごく不穏な動きだよね
何回も言ってるNIKEとか
フェデラルエクスプレスとか
ベッドバスアンドビヨンドとかね
シャーウィンウィリアムスとか
そこら辺の銘柄になるけれども
それが利益警告してる
ひょっとしたら今週かもしれない
ひどい利益警告が続出するのはね
まだわかんないけど
なぜ今週のタイミングなのかと言うと
それは先週月替わりになって
四半期が終わって
帳簿を閉めたから
それが先週の金曜日だったから
だから月曜日を
心配してます
っていう話をしてる