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視聴者の質問内容
「ユニティ(U)
決算どうでしたか?」
じっちゃま(広瀬隆雄さん)の回答
いい決算だと思います
そして買収を
発表してますけれども
あれは色んな3Dの
ツールの会社を買収したのね
もっと言えば
ロードオブザリング
日本だと
ロードオブザリングっていうの?
指輪物語っていうの?
ちょっと日本のタイトルが
分からないんだけども
その、CG
コンピューターグラフィックス
それを担当したエンジニアたち
それがやってる
会社だと思うんだよね
をユニティが買収したと
つまりそれが意味することは
何かというと
メタバースに向けて
プラットフォーム
ないしはツールの面で
布石を打つ
そういう買収だった
と思うのね
今後のEPSガイダンスだっけ
ちょっと低かったんだっけ
それは多分
この買収の
評価コストが
関係してるんじゃないかな
という風に僕は思います
いい決算だったと思います
ロブロックス(RBLX)も
基本的にはいい決算
だったんだけども
数字とっ散らかってましたけれども
ロブロックスの決算で
一番僕が強い印象を受けたのは
営業キャッシュフロー
その数字が素晴らしかったよね
素晴らしかった
売上高に関しては
アナリストの中に
会計基準をよくわかってない
アナリストがいるんですね
それで、それは
元々の責任は
ロブロックスの会社側に
あるんだけれども
っていうのは
IPOする直前に
ロブロックスが
会計の締め方を
全部やり直したんですよね
それで会計原則を変えたんで
それがまだ
アナリストに周知徹底してない
レベニューレコグニション
つまり売上高の計上の仕方
に関する計上基準
それが会社側は
くっきり
打ち出してるんだけども
アナリスト側での
理解が非常に曖昧
そういう関係で
数字がすごくとっ散らかった
感じを受けてます
しかし一番大事なのは
キャッシュフローなんですよ
なぜかと言うと
キャッシュフローは
ロブロックスが使ってる取引銀行
その取引銀行の残高
そこにお金が入ったか出たか
だと思ってください
ちょっとものすごく乱暴な
説明の仕方してるんだけども
営業キャッシュフロー
と利益はどう違うんだ
という話をしてますけれども
もし
営業キャッシュフローということが
わかりにくいなあ
という風に
みんな感じてるんだったら
ロブロックスが
使ってる取引銀行の
銀行の帳簿の残高ですよね
そこでのキャッシュの増減
それが営業キャッシュフロー
だと思ってください
今、会計が専門でない人が
一番分かりやすい
説明の仕方をしてます
それで見ると
キャッシュは入金してんですよ
ドカンとでかい
キャッシュは入金してんですよ
だけれどもアメリカの
会計原則から言えば
それは売上高に計上したら
ダメでしょうっていう風に
言われるタイプの入金なんですよ
例えばねゲーセン
日本にもゲーセンってあんのかな
俺ちょっと日本の
ゲーセンに行ったことないんで
よくわかんないんだけども
アメリカでゲーセンに行くとさ
そしたらまず
窓口のところで
ドルを差し出して
そしたら、こーんな
長いチケット
ぐるぐる巻いたさ
こういうチケットみたいなのを
くれるわけよね
そして、そのチケットを
ゲームに放り込んで
そしてバスケットボールの
ゲームとかさ
あるいはピンボールとかさ
そういう色んなやつを
トークンとかで
プレーするわけだよね
だから
何で入金があったのに
売上高に計上しちゃだめなの
っていう
説明を今してるんだけども
そうするとゲーセン行って
ドル札握りしめた子供が
お兄ちゃんトークンください
っていう風に
お金を渡した時点
それが
キャッシュが入金した
時点なわけですよ
ロブロックスにとってね
だけども
それはまだ会社として
消費者と言うか
ユーザーと言うか
ゲーマーに
楽しんでもらったわけでは
ないわけでしょ
まだサービスを
デリバーしてないわけですよ
約束を果たしてないわけですよ
だから
そのゲームで楽しんでもらった後で
なるほど
あなたは役務を
提供しましたよね
じゃあそれは売上高として
認知していいです、という
お許しが
出るわけですよね
それが今のアメリカの
会計原則なんだけれども
その基準
じゃあどの時点で
その責任を果たした
という風に認知するの
と言うことが
問題になってるわけですよね
その部分は
IPO前に変更したんだけども
そして今のロブロックスの
責任を果たしました
という
認知の仕方というのは
そのアイテムが
コンシューマブルズの場合
例えばロブロックスの
バーチャル空間の中で
お店行って
そしてコーラ買って
コーラ飲んだと
それは
消費財ですよね
その一回で終わっちゃうことだよね
それはすぐ売上高に
計上していいです
しかしコスチューム
例えば甲冑みたいなさ
そういうヘルメットとかさ
そういうのをゲーマーの人が
購入したとしますよね
そうすると甲冑を
売上高に
すぐ計上していいのかって言うと
それダメなんですよ
なぜだめかと言うと
コスチュームは
消費財じゃないだろ
コンシューマブルズじゃないだろ
それって長く使えますよね
その鎧長く使えますよね
その剣長く使えますよね
そしたらそれは2年間に渡って
使用期間は2年間なんだから
その24ヶ月ですよね
そして四半期で言うと
クオーターで言うと
8クオーターになるわけよね
そうすると
その売上高の
1/8だけ計上していいですとかね
そういう基準になってるんですよ
だから
一体、コンシューマブルズが
ロブロックスで
よりたくさん楽しまれてるのか
買われてるのか
あるいはデュアラブルグッズ
長持ちするものが売れてるのか
そのミックスなんて
アナリストにわかるわけないよね
言ってること分かります?
だから、ものすごく
売上高の予想とか
そういうのが
立ちにくいわけですよ
それは
ロブロックス側の
開示の問題でもあると思うんだよね
もしロブロックスが
もっとアナリスト達に
正確に
うちの売上高とかを
予想してほしい
という風に願うんであれば
四半期の決算のさ
投資家向けレターの中で
今期の
コンシューマブルズの売上高は
これだけでした
今期のデュアラブルズの売上高は
これだけでしたっていう
内訳を開示すべきだと思いません?
僕はそう思うんだけども
それは開示されてないよ
開示されてない
だから
いつまでたっても数字が
アナリストの数字が
ぐっちゃぐちゃのままで
放置されてんだけども
それは
ひとつには
会社側のIRの問題でも
あると僕は思いますよ