急落したハイパーグロース株は切るべきか?ホールドか?/金融相場から業績相場に移行する難しい局面/我々は今どうするべきか?/インデックス投資の強さ、個別株投資の難しさを再確認すべき【じっちゃま米国株】

視聴者の質問内容

「ハイグロは一旦、全部売るのも
いい案でしょうか?
VTIはたくさん持ってます」

じっちゃま(広瀬隆雄さん)の回答

それはあなた次第ですよね

こういう言い方を
すればいいかな

今年はすごく
セクターローテーションが

読みにくい、難しい

なので

ちょっとでも自信がない人

そして99%の機関投資家は

インデックスに勝つこと
できないと思うのね

ものすごく
今年はものすごく難しい

だから

ほとんどの
機関投資家も負けてる

インデックスにね

そうなのであれば

何が悲しくて

みんなは自分の腕を信じて

それで個別銘柄の
一本釣りをするわけ?

意味ないでしょ

僕、自体も

VTIをこんもり持ってるわけですよ
こんもり持ってる

そしてその側でお遊びとして

ちょっと個別株を弄る

そういうウェイティングに
なってるんですよね

そうであれば楽勝で

年初来プラスで
これてるわけでしょ

15%、20%、25%ぐらいの

パフォが出てるはずなんですよ

今年は

VTIをこんもり持ってればね

でもそういうパフォーマンスに

みんなのポートフォリオが
なってないということはさ

魑魅魍魎たる

最近IPOされたばっかりの
小型株とかさ

そういうのがいっぱい

君らのポートフォリオに
入ってるからじゃないの

それで株価指数はね

例えばダウ30ってのは

30銘柄しか
組み入れられてないのね

だからアメリカのマーケットが

全体として
どう動いてるっていう事を

知る株価指数としては

ダウ30は
すごくすごく不適切です

不適切

なぜかと言うと

アメリカには
3,000銘柄以上の

株式が上場
されてるわけですよね

だからそのうちの
30銘柄だけを

サンプルにとっても意味ないでしょ

しかもその30銘柄っていうのは

もうすごくエスタブリッシュされた

優良株ブルーチップ

そして、どちらかというと

まあ、年寄りの
ヨボヨボな銘柄も

たくさん含まれてるよね

だから、そんなもん
参考にならないわけですよ

ただ、じゃなんで
ダウ30を

みんな使ってるかというと

それはずーっともう
100年以上昔からの癖で

習慣で

当時は上場銘柄の
数なんて少なかったからね

だから、その時にできた

昔の悪い癖で

みんなダウ30っていうのが

すぐ口をついて出てくるわけですよ

だけど機関投資家は

ダウ30は一切使ってないよ

機関投資家が一番使ってるのは

MSCI、モルガンスタンレー
キャピタルインターナショナル

と呼ばれる
インデックスなんですね

でも、それは
個人投資家さんには

あんまりよく知られてない
インデックスであって

いろいろなファンドの
投資目的に合わせて

いろいろな
サブインデックスがあるんで

それ自体は
ちょっと使いにくいんでね

みんなが一番使ってる

参考にしてるのは

S&P500という株価指数です

S&P500は大型株中心です

そして時価総額
加重平均ということは

大型株であればあるほど

指数に対する貢献度

インパクトは
大きいということなんですよね

そして例えば
Appleとかさamazonとか

アルファベット

そしてfacebook

今度メタっていう
社名に変更しましたけれども

そこら辺の
あるいはマイクロソフト

そういった大型株の
値動きを反映しやすい

それは勢い、値動きは

マイルドにならざるを
得ないわけですよね

しかし、そのS&P500が割と

アメリカの株式市場を
バサッと代表してますよ

というものの

それはたった500株に

500種類の銘柄にしか
過ぎないわけでしょ

そして3,000銘柄以上の

銘柄が上場されてるわけだから

500種類の500企業の
サンプルっていうのも

それもまだちっちゃいよね

そうするとそれ以外の

その他大勢の銘柄って
たくさんたくさんあるわけでしょ

そして最近過去
2年間3年間ぐらいに

IPOされた銘柄のほとんどは

そういった形で

S&P500にも
採用されてないわけですから

そういった小型株

ハイパーグロース株とかが

グワングワンに動いてる

もう船酔い状態に
なってることっていうのは

株価指数を見ただけでは

全然感じられないわけですよね

VTIというものは

バンガード・トータル
ストック・マーケット・インデックス

と呼ばれるものですけども

それは3,000銘柄
全部を指数化して

そしてこれが

アメリカマーケットだ
という形で

提示してる

そういう株価指数であり

ETFなんですよね

だから

アメリカを丸ごと買う
ということであれば

VTIを買う
ということになるわけですよ

なぜVTIの値動きが
マイルドかと言うと

色々な違った性格を帯びた

企業ですよね

例えばハイパーグロースとかさ

低成長のバリュー株とか

それとか石油株とか薬品株とか

食品株とか日用品とかさ

そういう性格が
てんでバラバラな

色んな種類の銘柄が全部そこに

収録されてるわけだから

一つのグループが
ピーンと死んでも

他のグループが生きてるわけでしょ

なぜかと言うと

機関投資家のビヘイビアというのは

売ったら

何か別のもの

買わないといけないんですよ

オールキャッシュにしてたら

最終受益者から

あれ、あなたのファンドを

私が買ったそもそもの理由ってのは

株式に投資したいから

あなたの株式ファンドを買ったのに

中身見たら全部キャッシュなんですか

それ仕事してないよね

ていう風に

詰められるわけですよ

ファンドマネージャーは
分かる?

それはね
何を意味するかと言うと

エクイティ、つまり
株式のファイルマネージャーは

常にインベスティング

常に株式に投資してる

そういうバイアスがかかりやすい

という話をしてます

そうすると

あれ、ひょっとして
マーケット下げるかな

やばいよね
っていう風に感じたときにさ

個人は

広瀬さん、全売りですか?

っていう風にさ、株式市場から
足を洗うことを考えるわけでしょ

それは個人だよね

まあそういう心の動きは

僕はよく分かる

だけれども

機関はそういう風に考えないよ

機関は、ちょっと待ってよ

ハイパーグロースやられそうだな

じゃあなんかこう

マイルドな銘柄に
逃げた方がいいかな

じゃあシリアルの
ケロッグ買おうか?とかさ

トイレットペーパーの

プロクターアンドギャンブルだったら

不況でもケツは拭くだろう
とかさ

そういうノリで

マイルドな方
マイルドな方に

シフトするわけですよ

それが

セクターローテーション
という観点からすればね

どういう現象を

引き起こすかと言うと

ハイパーグロース株が
ズブズブ・・・と沈んだらさ

それとシーソーみたいな感じでさ

トイレットペーパーの株が
バーっと上がるとかさ

それから食パンの株が
バーっと上がるとかさ

そういう風に

いろんなセクターが

もぐらたたきみたいに

いたちごっこするわけでしょ

それが全体としてみた場合

バランスが取れて

だから

市場まるごと買ってるVTIは

まるで

エンタープライズ級航空母艦
に乗ってるみたいにさ

全然荒波が来ても

全然びくともしないわけですよ

だからVTIがいいですよ
っていう話を

僕はしてるのね

逆の言い方をすれば

VTIはエンタープライズ級
航空母艦だから

スピードボートみたいに
サーっと速く

走ったりすることはできないわけですよ

だから

ハイパーグロース株が
バーっとバブルになってる時は

VTIは当然劣後しますよね
劣後する

言ってることわかる?

速く走れないわけですよ

大きな船だから

そういうものなんですよ

皆さんがやらなきゃいけない事って

何かと言うと

そういう機微を
よくわきまえて

そして自分は

どのくらいの
リスクトレーナーズなのかな

つまり自分のリスク許容度は
どうなのか

ということを
胸に手を当てて考えてみて

それで、いや俺はもう
株式で一発

人生逆転だという風に

思ってる人ほど

全損になるよね

樹海行きになるよね
言ってることわかる?

だからそういう人ほど危ない

レバナス命とかさ

そういう人が一番危ない
言ってることわかる?

そしてリスクに対して

その消極的な人
損したくないなぁと

自分は投資
上手くないかもしれない

それだったら
安全なものの方がいいよね

という人が例えば
VTIを買うとかね

そういうのが
結果として一番儲かってる

というようなことになるのは

そういう理由なんですよね

それともう一つ
重要なことがあって

それはアメリカの
株式市場に流入してきてる資金

その大きな部分っていうのは

ロビンフッターみたいなさ

個別株のストックオプションで儲けるぞ

とかさ

これで人生逆転だとかさ

そういう人たちじゃありません

そうではない

普通に会社に勤めてて

それで転職して
新しい会社に行った時にさ

じゃあこれからよろしくお願いします

という風に言ったら

そしたら人事の人が

あなた401K?

個人年金の事やってんですか
という風に聞いて

それ401Kやってます

じゃあ口座番号教えてください

給料天引きで

何パーセントの積立を自動的に

あなたの証券口座
401K口座に

振り込みますので

というような
会話があるわけですよね

だから

大きな株式市場への
資金流入というのは

そういう強制貯蓄の
金なんですよ

わかる?

日本で言えばideco

それがそういったリタイアメント

つまり老後の蓄えのための

強制貯蓄でしょ、あれはね

そして引き出せないということと

引き換えに

国がそれは無税にします

キャピタルゲインは
無税にしますとかね

そういう税法上の特典が

いろいろあるわけですよね

だからそういう
idecoの金っていうかね

日本でいうidecoの金

日本のidecoは
全然普及してなくって

ほんとバカげてんだけども

一番いい商品が
一番人気がないんだけどさ

でも僕だったら
Ideco当然やるよね

一番有利だからでも

アメリカは日本と違う

401Kは常識ですよ

みんなやってる

だから

そういう消極的な

そして強制貯蓄的な

金がさ
オートパイロットになってて

個人の人はもう全然

自分が積立してるって事も

もう忘れてるわけですよ

そういうお金が

毎月ずんずんずん
ずんずんと入ってきてて

そのずんずんずんずんずん
と入ってきてる

大部分はさ、VTIみたいな

投資先に行ってるわけでしょ

言ってることわかる?

であればさ

何が悲しくて君は

個別株で滑った転んだとかさ

そういうことやってんのという

議論になるわけですよね

今は踊り場なんですよ

過渡期なんですよ

難しい局面なんですよ

一つの所から

別のところに

ジャンプしなきゃいけないんですよ

それは何かというと

これまでの金融相場と呼ばれる

マーケットの環境から

業績相場と呼ばれる

マーケットの環境

それに、えいっていう風に

飛び石みたいにさ

飛ばなきゃいけない

清水の舞台から飛び降りるようなさ

そういう難しい局面なんですよ

難しい局面

じゃあなんで

金融相場が終わった
っていう風に広瀬さん言えるんですか

それは言えるよ

なぜかと言うと

今月からFRBはテーパー

つまり

これまでやってきた量的緩和政策

債券買い入れプログラム

それを縮小し始めます

だんだんダイヤルを
絞り込んでいく

ということを発表してるんだから

そしてそれが完了次第

絞り込み完了次第

利上げ始まります

という風に言ってんだから

金融相場は終わりかかってるわけでしょ

業績相場に
移行しなきゃいけないんですよ

金融相場が
終わったからといって

マーケット自体が終わる

ということではないですよ

そうじゃないんだよ

そもそも
金融相場が終わるということは

景気が良いと
いうことを意味してるのね

つまり子供が

自転車に乗る時にさ

最初はずっこけると嫌だから

補助輪付けて

それで練習するわけでしょ

自転車こぐ練習するわけでしょ

それで

債券買い入れプログラムっていうのは

補助輪なわけですよ

あーなになにちゃん
自転車を上手になったね

もう補助輪いらないんじゃないの

外してみようか
っていう形で

補助輪を外して

それで行ってごらん
っていう風に行ったら

ストーンってこけてさ

それで補助外されたから

こけちゃったとかって言って

子供が親に対して
怒ったりなんかする訳です

怒ったりなんかする訳ですけども

今の株式市場は

置かれている環境っていうのは

まさしくそれなんですよ

でもだから

補助輪を外すってことは
いけないことなの

俺はいけないことだとは
一切思わないよ

なぜかと言うと

ようやく株式市場が

一人で歩けるように

一人で走れるようになるわけでしょ

でもリスクはあると思う

リスクはありますよ

なぜかと言うと

セーフティネットを取り除いて

一人で走りなさい

っていう風に言ってるんだから

当然リスクはあるわけでしょ

そういうことをさ

あ、なるほどな

補助輪が外されてるんだな

当然リスクはあるわけだな

でも景気は強いよね

だから一人で行けば

っていう風に言われてるんだよね

って言うことで

全売りとかさ
もうだめだとかさ

アメリカ経済終わったとかさ

何でそういう議論が出てくるわけ
そうじゃないでしょ

ただ難易度高いか

あるいは
安直な相場かと言えば

難易度は高いですよ

めちゃくちゃ高いですよ

リスクは高いですよ

補助輪外した瞬間に

ステンと転んでさ

ここら辺擦りむいたりとかさ

そういうリスクは
めちゃくちゃ高いと思うよ

今皆さんに起こってる
ことっていうのは

突き詰めて言えば

そういうことなんだよ

言ってることわかる?

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